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2017年7月 3日 (月)

猫の顔

猫の顔を見ていると、思わず頬擦りしたくなる。

君の全てを守りたいと思えてくる。

 

全ての男と女を父や母へ目覚めさせる。

 

肌を摺り寄せれば、どんな肌触りの良いコートや毛皮より気持ちいいよ。

 

君は何故そんなに僕の顔を不思議そうに見つめるのかい?

 

それなのに、いとも簡単に自分の身体の数倍の高さを君は跳び上がる。

 

君は動くもの全てに興味を持ち、あらゆる咄嗟の動きをいつも絶やさぬのに、どんな場所でもどんな人間にも、いつも一番気持ちいい場所を見つけ、一番気持ちいい恰好をする。

 

君のその円らな瞳に僕は吸い込まれそう。

君のその水晶の目が見つめる先に、君の心の向かう先が潜んでいる。

 

君は眠っている時以外はいつも意識をはっきりさせたいんだろう?前肢の表を舐めて、それで必死に顔を拭いている。耳の脇が痒ければ後ろ脚で掻くだけだ。

 

君は自分以外の全てが自分の僕だと思っている。

でも君は君の仲間がそう思っていても、それ程怒りもしなければ動じもしない。そこが僕達と違う。

 

猫よ、君の顔がちょっとでも今みたいなのと違った風だったら、僕達って、こんなにも君を愛していただろうか?

 

君の顔を見て和む僕達の顔を君が見て信用してくれる様にしてくれた神へ感謝したいよ。君はきっとそんなことどうでもいいだろうけれど。

2017.6.24,7.3修正・加筆、最後の行の一文のみ)

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