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2024年4月16日 (火)

ビリー•アイリシュの歌との出会いが全てを変えた⓵

最初にビリー・アイリシュさんの歌を、聴いた瞬間から、このシンガーは、他の誰とも異なったメッセージだけを、私は受け取った。心に於いて。

 

それは、彼女の歌が表現する世界が、それ自体で全く自立していて、自由でも非自由でもなく、それ自体が最大の主張をしていたことからだった。

つまり、彼女は既に歌う段階から、他の全てのリスナーの心に巣食う傷や記憶や、欲求、真実の在り方の示しが、単一に最大主張して聴こえたし、事実そうなのだろう、と思った。それは、それ以前に聴いてきたどの歌手にも感じられなかったことだったし、今聴いてもそうである。

ビリー・アイリッシュは、率直歌の概念と現代ポップスの概念を根底から変えた。それは歌手が、何かの感動を伝える前に、自らが傷を負い、背負う現実が歌わせること自体を伝えていたことである。

ビリー・アイリシュの歌の感じさせる世界には、静寂だけが呼ぶ静かだが、最大の主張を運ぶ強さがある。それは秘めているのでなく、それ自体として、そうである。

だが、今はそれ以上に結論を導きたくはない。何故なら彼女は結論や示したい世界を表現しているのでなく、歌うことからだけ伝わる力を信じて歌っているからである。それは歌の世界でなく、世界そのものが歌である、という証の歌い方である。

 

(不定期に続く)

 

 

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